その言葉に愛はあるか。

ことばの生まれるところを掘っています。掘るところ見つかりそうなアラサー。上京日記。

電話が鳴る。声が聞こえる。

 

電話が鳴った。

電話っていつも急に鳴るよね。当たり前だけど。

 

めずらしく年下の彼だった。

出ると、

「今日誰とも話していないことに気付いてこわくなって電話した」

って。

理由なんていらないのになー。

 

そういうの言ってくるところがかわいいなと思いながら、

『私の声を聞きたいと思って電話してくれないものですかねー。

まあいいけどなーまあいいけどなー』

っていじめておいた。

 

会っていると色々な情報が多すぎるから

声だけだと会話に集中できていつもと違う話ができて良いなと思った。

仕事とか、幼馴染の話とか。

彼のことを知っていく。

私のことは多分あまり知らないだろうな。

 

お互いあまり知らない者同士だ。